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一刻を争う事態のとき、応急処置が明暗を分ける
突然のアクシデントによる愛猫の大ケガや激しい体調不良などが起こったら、迅速で的確な対応が必要です。
すぐに動物病院へ連れて行くことはいうまでもありませんが、その前の家庭での応急処置がその後の治療に大きな影響を与えることもあります。
いざというときに役立つ、家庭でできる応急処置の方法を覚えておきましょう。
ただし、あくまでも緊急時の対処法であり、素人判断は症状を悪化させることもあるので、その後は直ちに動物病院で診察を受けるようにしましょう。
猫の具合が悪くなったり、アクシデントというのは昼間に起こるとは限りません。
いざという時のために、かかりつけの動物病院だけでなく 夜間の救急病院の場所と連絡先を把握しておく必要があると思います。
出血(緊急度○)
まずは傷口がどこにあるかを確認します。
毛が傷口にかかるときは、毛をカットし、ガーゼやタオルで傷口をしっかり押さえて止血します。
それでも止まらないときは、ガーゼの上からきつめに包帯を巻いてテープでしっかり止め、動物病院へ連れて行って下さい。
傷口が開いて骨や内臓がみえている場合は止血しながら一刻も早く動物病院へ連れて行って下さい。
やけど(緊急度○)
猫の皮膚はやけどをしても水ぶくれができにくいので、なかなか気づきにくいものです。
もし、目の前で火や熱いものに触れたときは、ビニール袋に氷と水を入れて患部をすぐに冷やします。
意識がなければ、冷やしながらすぐに動物病院へ連れて行って下さい。
物を飲み込んだ(緊急度○)
ノドに物が詰まって窒息しているときは、口を大きく開けて舌を引っぱり、詰まっている異物を取り除きます。
窒息していなければ、塩を使って吐かせます。
多くの場合、体重4〜5kg当たりティースプーン1杯の塩を猫の口に直接入れて飲ませると吐き出します。
10分経っても変化がなければもう一度試します。どうしても吐き出さない場合は動物病院へ。
部屋の中には、糸つきの針、オモチャ、靴下、乾電池、人間の薬など、猫が飲み込みやすい物がたくさんあるので、十分に注意してください。
便と一緒に出てくれば問題ありませんが、ひどいときには開腹の手術をしなければ取り出せないものもあります。
中毒(緊急度◎)
タマネギやチョコレートなど、猫が中毒を起こすものを大量に食べたときも、塩を使って吐かせます。
化学薬品は吐かせると食道を傷つけるおそれもあるので、獣医師と連絡をとり、指示に従ってください。
誤飲したものが特定できず、泡をふく、嘔吐、ひきつけなどの症状がある場合は一刻も早く動物病院へ連れて行って下さい。
足をひきずる(緊急度○)
ぶつけたり、高いところから落ちたりして、足が地面につけないときは、30分〜1時間様子を見ます。
ときどきでも地面につければ骨折の心配はまずありません。
ずっと痛がるようならば、副木などはせずにキャリーバッグや箱の中に入れて安静にさせて、動物病院へ連れて行って下さい。
明らかに骨折していて出血があるときは、止血をしながらすぐに動物病院へ連れて行って下さい。
けいれん(緊急度△)
けいれん発作を目の当たりにするとなかなか冷静になれないものですが、けいれんは通常1〜2分で治まり、命を落とすこともほとんどありません。
けいれんしているときは、猫がぶつかってケガをしないようにまわりにあるものを片づけ、猫には手を触れず見守ります。
治まった後、30分くらいは猫も疲れてぐったりしているので安静にして、落ち着いてから動物病院へ連れて行って下さい。
熱射病(緊急度◎)
温度の高い閉め切った車内や部屋の中に長時間いたり、炎天下で運動をしたりすることで起こります。
よだれを激しくたらす、呼吸が速くなる、意識がもうろうとしているなどの症状があったら、すぐに涼しい場所に移動して、胸のあたりに水をかけたり、水で濡らしたタオルで包んだりして、体を冷やします。
落ち着いても、他の臓器がダメージを受けている可能性もあるのですぐに動物病院へ連れて行って下さい。
感電(緊急度◎)
電気のコードをかじって猫が感電しているとき、まず最初にすることは冷静にコンセントを抜くことです。
慌てて猫を抱き起こしたりすると、人間も二次感電することがあるからです。まずは口の中をやけどしていないかどうかを確認します。
見た目に異常がなくても、念のため、動物病院で診てもらいましょう。
やけどしていたり、意識がなかったり、心臓が止まっているときは、すぐに動物病院へ連れて行って下さい。

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